小さい時に両親の喧嘩をなんとかしたいという思いが芽生え、小学生の時から心理士になるということを目標に、大学院まで心理学、特に家族、カップル関係の心理的援助を学んできました。臨床心理士として、臨床の現場に出て、不登校や、うつ病、発達障害などの問題に向き合う中でいつも頭をよぎるフレーズがありました。
「もし夫婦で協力し、助け合えばもっと解決が早いのに」
「夫婦関係が良ければもっと幸せになれるのに」
そんな思いを抱えながら、カップル・夫婦専門の相談機関HummingBirdを開室しました。私自身は、離婚が悪いとは思っていません。でも、夫婦を続けていくなら夫婦関係は絶対に仲がいい方がいい。離婚するにしても、終わり方は仲良く終われる方がいい。そして、子どもがいるのなら、別れても協力して子育てをしなければならないと思っています。ただ、それは理想であり、現実はそんなに簡単なものじゃありません。だからこそ、私はその理想を現実化するためのお役に立てる心理士でありたいと思っています。
開室当初「私たち夫婦は絶対に修復は無理」と最初に言われてスタートしたご夫婦がおられました。その方は今でも「今年も夫婦で幸せに過ごしています」と年賀状を送ってくれます。全部がそんなふうにはなりません。でも一組でも多くそうなってもらえるようなカウンセリングを続けて行きたいと考えています。


- ホーム
- ハミングバードとは